FileMakerの救助犬

FileMakerを使って、試して、作って、悩んで、喜ぶ、そんなブログです。

FileMaker入門 シリーズAccessプログラマーが使ってみた 第1回

f:id:motagp:20151205103625p:plain FileMakerってご存知ですか?

私は、mac好きの人が使うデーターベースで、縁の薄いDBだなと思っていました。
中小企業の業務システムはWindowsに支配されていますからね。

ところが簡単にiPadと連携できるらしいと聞き、ちょっと興味。
タイミングよく、2015/12/18まで「ひとつ買って、ふたりで使おう!」キャンペーンやってるではないですか。
勢いでFileMaker Pro 14 Advanced を買っちゃいました。

そんな訳で、FileMakerを理解するシリーズ始めます。

尚、このシリーズはAccessを使ったことのある人が、初めてFileMakerを使う事を前提に書いていきます。(管理人の体験談です)

 

目次

 

 

セットアップ

まずはセットアップファイルをメーカーページからダウンロード。
Windows版とOS X(mac)版があります。
詳しくは下記

www.filemaker.com

 

この記事では、Windows 8.1のPCにWindows64Bit版をセットアップして使います。

 

filemaker-jp.custhelp.com

 

 

新規ソリューションの作成(テーブル)

ではDBの器を作成しましょう。
FileMakerを起動して、メニューバーの[ファイル][新規ソリューション]を選択。
または、起動時に表示される「起動センター」画面の[新規・・][新規ソリューション]をクリック。

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 表示された新規作成ダイアログにファイル名を入力します。
ファイルの種類はfmp12、Accessで言う所のaccdb(2007型式)やmdb(2003型式)みたいな物だと思われます。

ここで、勘違いしそうなのが、AccessのDBとは違い、テーブル1個毎にファイルを作成するって事です。(2015.12.10現在、そうじゃないかと推測中)
dbase,Pradox系と同じですね。ただし、フォーム等もテーブル内に格納されます。
複数テーブルどうなるの?
今のスキルでは謎の部分です。

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テーブルの設計

 ソリューション作って現れた画面がいきなりフォーム設計の画面です。

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予想外の画面で、Accessプログラマーはフリーズする事でしょう。(私だけか?)

motagp.hatenablog.com

 

講習会を受講した結果、テーブルとフォーム設計はセットである。
Accessの様なテーブル一覧は無く、フォーム画面で単票フォーム、帳票フォームを設計しながらテーブル定義をできちゃうイメージです。
えっ!そんな事できたら、勝手にフィールド追加変更されて、訳わからんくなるぞ!

 

どうやらそれで正解、エクセルの使い方に似ています。
使いやすい様に列追加していいですよ。そんなイメージです。

RDBと思って使ってはいけない、エクセルをDBに変換してデーター共有できる。
エクセルとアクセスを埋めるソフトだと理解しました。

流石に、基幹業務のデータを溜めるDBには向きません。
エクセルで大量のデータを管理できないのと同じです。

ここはOracleSQLServer、小規模ならAccessに貯めて、ユーザーに近いデータ共有はFileMakerを使うのがベストではないでしょうか。

 

フィールドピッカーが大事

テーブル設計で利用するのがフィールドピッカーです。
このDBアイコンで項目追加や他のテーブルとのリレーション設計ができます。
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フィールドの型は以下の通り。
桁数は指定するところが無いので勝手に可変長だと思われます。
このあたりもエクセルっぽいですね。

日付けと時刻が別項目ってのもRDBとは違う考え方です。
きっと都合がいいのでしょう。

また、計算や集計ってタイプが謎、数字型なのか。

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以上 今回はここまで。
Accessの代替と考えると、なんじゃこれ?って叫びたくなります。
しかし、便利なエクセルと思えば、排他制御やフォームも簡単に作れて、
便利ジャン、使えるよ。と勧めたくなります。