FileMaker入門 シリーズAccessプログラマーが使ってみた 第1回
FileMakerってご存知ですか?
私は、mac好きの人が使うデーターベースで、縁の薄いDBだなと思っていました。
中小企業の業務システムはWindowsに支配されていますからね。
ところが簡単にiPadと連携できるらしいと聞き、ちょっと興味。
タイミングよく、2015/12/18まで「ひとつ買って、ふたりで使おう!」キャンペーンやってるではないですか。
勢いでFileMaker Pro 14 Advanced を買っちゃいました。
そんな訳で、FileMakerを理解するシリーズ始めます。
尚、このシリーズはAccessを使ったことのある人が、初めてFileMakerを使う事を前提に書いていきます。(管理人の体験談です)
目次
セットアップ
まずはセットアップファイルをメーカーページからダウンロード。
Windows版とOS X(mac)版があります。
詳しくは下記
この記事では、Windows 8.1のPCにWindows64Bit版をセットアップして使います。
新規ソリューションの作成(テーブル)
ではDBの器を作成しましょう。
FileMakerを起動して、メニューバーの[ファイル][新規ソリューション]を選択。
または、起動時に表示される「起動センター」画面の[新規・・][新規ソリューション]をクリック。
表示された新規作成ダイアログにファイル名を入力します。
ファイルの種類はfmp12、Accessで言う所のaccdb(2007型式)やmdb(2003型式)みたいな物だと思われます。
ここで、勘違いしそうなのが、AccessのDBとは違い、テーブル1個毎にファイルを作成するって事です。(2015.12.10現在、そうじゃないかと推測中)
dbase,Pradox系と同じですね。ただし、フォーム等もテーブル内に格納されます。
複数テーブルどうなるの?
今のスキルでは謎の部分です。
テーブルの設計
ソリューション作って現れた画面がいきなりフォーム設計の画面です。
予想外の画面で、Accessプログラマーはフリーズする事でしょう。(私だけか?)
講習会を受講した結果、テーブルとフォーム設計はセットである。
Accessの様なテーブル一覧は無く、フォーム画面で単票フォーム、帳票フォームを設計しながらテーブル定義をできちゃうイメージです。
えっ!そんな事できたら、勝手にフィールド追加変更されて、訳わからんくなるぞ!
どうやらそれで正解、エクセルの使い方に似ています。
使いやすい様に列追加していいですよ。そんなイメージです。
RDBと思って使ってはいけない、エクセルをDBに変換してデーター共有できる。
エクセルとアクセスを埋めるソフトだと理解しました。
流石に、基幹業務のデータを溜めるDBには向きません。
エクセルで大量のデータを管理できないのと同じです。
ここはOracle、SQLServer、小規模ならAccessに貯めて、ユーザーに近いデータ共有はFileMakerを使うのがベストではないでしょうか。
フィールドピッカーが大事
テーブル設計で利用するのがフィールドピッカーです。
このDBアイコンで項目追加や他のテーブルとのリレーション設計ができます。
フィールドの型は以下の通り。
桁数は指定するところが無いので勝手に可変長だと思われます。
このあたりもエクセルっぽいですね。
日付けと時刻が別項目ってのもRDBとは違う考え方です。
きっと都合がいいのでしょう。
また、計算や集計ってタイプが謎、数字型なのか。
以上 今回はここまで。
Accessの代替と考えると、なんじゃこれ?って叫びたくなります。
しかし、便利なエクセルと思えば、排他制御やフォームも簡単に作れて、
便利ジャン、使えるよ。と勧めたくなります。