FileMakerの救助犬

FileMakerを使って、試して、作って、悩んで、喜ぶ、そんなブログです。

FileMaker入門 シリーズAccessプログラマーが使ってみた 第2回

f:id:motagp:20151205103625p:plain ではAccessプログラマーFileMakerの謎に迫るシリーズ2回目
今回はAccessにある基本機能はFileMakerに存在するのか調べます。

 

目次

 

テーブル

もちろん、あります。
これ無いとDBじゃないし。

 ただ、Accessのテーブル一覧の様な機能は有りません。
テーブル定義作っても、フォームを作成しないとデータを表示する事ができない。
しかし、フォーム作成と言っても空白フォームに項目をドラッグするだけ。
単票ビュー、データーシートビューを簡単作成できます。

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 表示の形式を表形式に切り替えると、Accessで言うデーターシートビューに。

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いちいちフォームの設計が必要なの?、怒ってはいけません。
Accessでもフォーム設計を後で実施する筈だから、遅いか早いかの違いです。

フォームの無い参照テーブルは?コンボボックスで使いたいけど。
その使い方は、また後日。
1つのテーブルで1ファイルです。
エクセルの1シートがDBになったイメージですよ。

 

 フィールドの型
  •  テキスト
    2Gまで入力可能、メモ型ですね。
  • 数字
    最大800桁、何といっていいか、とにかく数字。
  • 日付
    範囲西暦1年~4000年。
  • 時刻
    範囲24時間、最小単位秒で記録。
  • タイムスタンプ
    日付型。
  • オブジェクト
    Accessでは重くなって敬遠しているオブジェクト型。
    FileMakerだと使える。
  • 計算
    計算結果、数字。
  • 集計
    集計結果、数字。

曖昧な型ですね、細かいこと気にしないでも大丈夫、そんなDB。

 詳しくは公式ページ参照。

filemaker-jp.custhelp.com

 

 

クエリー

 これまた、テーブルとセットです。
クエリーと言うより、高機能フィルターです。
もちろん、クエリー同様、作成した検索条件を保存できます。

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フォーム

もちろんあります。
テーブルの項目参照。

 

 

レポート

 こちらもテーブル画面のプレビュー機能がレポートです。

 

 

マクロ

 マクロはAccess同様、単独で作成利用したり、ボタンに割り付けたりできます。
スクリプトと呼びます。

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モジュール

 残念ながら存在しません。
スクリプトを駆使して同様の事が実現可能。
IF文やLOOP処理も作成可能。
そこまで、選択してできるならコード書かせてよ、と思ったりも。

 

 

リンク

 ODBCJDBCで外部DBとリンク可能。
当然相手のフィールド型に依存する事になります。

 詳しくは公式文書へ。

 

filemaker-jp.custhelp.com

 

 

まとめ

ノンプログラミングで利用できる事を目指しているDBソフトです。
その考え方は素晴らしく、テーブルを基本に、画面、検索、印刷、制御が簡単に作成可能。

とは言え、複雑な事をしたくなると、スクリプトを沢山選択して行を増やす事になりそうです。
Accessのマクロは、行数が増えると見通しが悪くなり、修正困難、モジュールで作り直しなんて事になります。
私は、最初からVBAで書いた方が拡張しやすいからマクロは使いません。

FileMakerの場合はどうでしょうか、VBAに変わるものはありません。
この部分がちょっと心配、次回からはもっと深い部分を探っていきましょう。

 

以上